【目次】
- 安定志向だったjamiは就職する
- 自分のやりたいことしか見ていなかった
- このままでは先はない
- 演技も人間関係もお金も、困ったことがないから困ることになる
- 退職。家族には事後報告。めっちゃ怒られたけど、これ自分の人生
どうも。jami(ジャミ)です。
自己紹介も兼ね ~過去をさかのぼる旅~ と題しまして、前々回から自分の過去を開示する記事を書いております(^_^)
過去記事はコチラ
↓ ↓ ↓ ↓
安定志向だったjamiは就職する
高校を卒業した私は就職し、地元の職場に勤めることになりました。この仕事にとくにやりがいを感じていたわけではなく、ただただお金を稼ぐために、そして家から遠くないという理由だけで選びました。
そして演劇部の元顧問の先生から劇団に誘われます。高校を卒業してもまだまだ演劇を、ひいては役者をやりたかった私はありがたくお受けし入団しました。
・・・はい。おかしな恰好してますね。
そしてメイクが濃い・・・
というか、顔しかメイクしてないからおかしな感じ( ;´Д`)
これは誰の役かといいますと、
信長です。若き日の織田信長をやらせていただいたときの写真です。
思えばこれが、はじめて戦国武将を演じることになった役です。過去を振りかえると、3回戦国武将の役をいただいております。
① 織田信長
② 今川義元(と、その影武者)
③ 池田恒興
話を戻しまして。
しばらくすると、別のメンバーとも劇団をたちあげ、最初からいる劇団と両立させるようになります。
仕事は朝はやくから夜まで。そのあとで劇団の稽古という日々。仕事が忙しく劇の本番が近かったりでホントに時間がなかった時期は、陽の光をほとんど浴びることができない日々が二月ほどつづいたときもあったかと記憶しております。
それでも、これはこれで楽しい日々でありました。
自分のやりたいことしか見ていなかった
悪い意味で、やりたいことしかやってなかったと思います。
今思えばね(^_^;)
高校時代から一緒にやってきた仲間たちがいたから、甘えていました。仲間がひとり、またひとりと去っていっても、どうしていいかが分かりませんでした。
というより、考えなかったんでしょうね。「何をすればいい?」そのことに本当に向き合っていなかったため、その課題に本当の意味でぶつかるのは前回書きました【プロデュース公演時代】となってしまいます。
成長とは無縁だった・・・とまでは言わないまでも、極端に視界がせまいまま生きていたように思います。
このままでは先はない
何年も勤めた職場にて、仕事量がふえていきました。かなり忙しいときは、陽が昇るまえに出社し、21時22時に終わるというころもありました。
そんな日は劇団の稽古には参加できません。仕事が終わって台本だけ書いて寝る。そして陽が昇るまえにまた出社。そんな日も。
このままでは演劇ができなくなる?
そんな懸念さえ抱きはじめました。
演技も人間関係もお金も、困ったことがないから困ることになる
「jamiさんはもっと困った方がいい」
そう言われたことがありました。でも、言われた当人はピンときていませんでした。
「そ、そっかぁ・・・」
「そう言われてもなぁ・・・」
そんな感じでした。
ところが幸いなことに
困ることができるようになりました(???)
はい。意味不明ですね。
正直ね、困りたくはない。
でも、生命の進化をみれば分かりますが、そのままでは生き残れない状況になってようやく次のステージへ進むことが多々あります。
進まざるを得なくなります。
状況の変化・環境の変化は、
進化 OR 絶滅
の二択を迫ることが往々にしてあります。
【プロデュース公演時代】編にも書きましたが、やりたいことが怒濤のごとく押しよせてきてるのに、このままではやれない。
そして今まで考えもしなかったお金についても考えるようになった。こちらも、このままここにいても解決することではない。
退職。家族には事後報告。めっちゃ怒られたけど、これ自分の人生
と、いうわけで。
何年も勤めた職場をやめることにしました。やめました。
本当はいろいろと準備して準備して、万全にしてから新しい世界へ飛びこみたかったのですが、ムリでした ( ´ ▽ ` )ノ
もうね、何をどう準備していいのかさえ分からなかったから。
ほんとうに不本意ではありながら、 視界ゼロの世界へ飛びこみました。
なお、この【アマチュア演劇時代】と【プロデュース公演時代】は重なっている期間があります。
この視界ゼロの世界へ飛びこんだのは、プロデュース公演の1作目と2作目の間のできごとでありました。
後日談・・・
【俳優時代】編の最後に書いたエピソードが、ここでありました。職場を去ると告げた私に、先輩が
「俺はここ辞めたら次の仕事 見つけられるか分からんで、ここに残るわ。」
と言いました。私よりちょっと年上なだけでしたから、まだまだ若いと言っていい人です。
「安定」を求めての言葉だとは分かるのですが、あとあと私はもっと大事なことを知ります。
安定なんてものはない
ということ。
その職場を出たから分かったこと。
ひとつの世界にいては、おそらくは分からないこと。
とはいえ、そのときの私は何が正解かも分からず、ただただ良いと思える選択をとりつづけることしかできませんでした。
そしてそれは今も同じ。
そしてそもそも、正解なんてない。
★ ★ ★ ★ ★
そんなこんなで、
これにて
【アマチュア演劇時代】編、終了でございます。
現在ここを【地下5階】と仮定して進めてきました物語、いかがだったでしょうか?
次はさらにその下の階【地下6階】へと降りてまいりましょう。
ご興味がございましたら、私とともに私の記憶の旅を巡ってくださいませ。
★ 次回予告 ★
【高校演劇時代】
① 目立ちたがり、演劇部から勧誘をうける
・ジャミというあだ名がついたのもこのとき
・部活をしに高校通ってたようなもの
・ホントにホントに楽しかった。
② 『陽』と『陰』、どちらも表現したい
・はじめての執筆作品
③ 最後の大会本番二日前にメインキャストが交通事故
・空気が凍りつく。・・・さてどうする?
・逆境が生んだ、人生を左右する作品。
・勘違いは大事。「自分たちは実力がある」と勘違いできた
・勘違いは危険。「自分たちは実力がある」と勘違いしてしまった
___________________
てなワケで、今回の記事はここまでっ( ´ ▽ ` )ノ
このたびは、おつき合いくださり感謝もうしあげますm(_ _)m(^^)
今後とも、どうぞよしなに~( ´ ▽ ` )ノ
戦国クリエーター・jami(ジャミ)
戦国好きがこうじて、戦国的な作品をつくるようになった者であります。Web小説を書いたり、甲冑をつくったりしております。
《プロフィール》